静狩漁港
まだ鮭が釣れるらしい、この前を今年の最後の鮭釣りと決めていた決心が簡単に崩れ去った。仕事が終わってからまだ行ったことのない豊浦漁港へ向かう、明日から11月だがまだ峠もあったかく雪もない、快適な峠越えをして約2時間で到着。
とりあえず港内を探るためいつものタックルにワームをセットして投げてみる、「あれ?」水深が3mもあっただろううか。確かに川が漁港脇を流れているから鮭は入るのだろうが、この浅さじゃ根魚は期待できない。港内でサビキをやってる地元の人に聞いてみても「ベタ凪で鮭もあまり来てない」とのこと。1時間くらい港内をランガンして移動することにする。
約40分して静狩漁港に到着、隣の長万部ではアブラコが濃い所だからここでも期待できるはず。(もうこのへんで当初の鮭のことは頭からすっかり忘れ去られている)
タックルボックスの中でしばらく使われずにあった、黄色く変色したメガバスのニードルクローラー(確か夜光)をセットしてキャスト開始。さすがメガバス、1投目からバイトがある。ワンキャストワンバイトの状態だが、なかなかフッキングしてくれない。きっとアブラコだから合わせるのを待ってしばらく食わせてみる、1分ほどするとロッドが絞り込まれたので合わせるとやっとフッキングに成功。上がってきたのは35cm程のアブラコであった、っと地元のかわいいお客様がやってきた。
1才くらいの子だろうか、顔つきは女の子で毛艶がいい、漁師の人達にかわいがられてるんだろうな。
「ねえ、それちょうだい」てな顔をして来るもんだから、リリースはしないでこの子にあげることにした。でもアブラコだって必死に抵抗する、猫ちゃんが近づくと暴れるからその度に後ろに飛び退く。こんなことを5回くらい繰り返してやっとアブラコをゲット、奥の方へ持っていったところを見ると子供がいるのかもしれない。ここで3匹ほど釣ってから長万部でも5,6匹揃えてこの日は終了。
翌朝、豊浦に戻って鮭を狙うはずだったが・・・雨。この時期の天気予報は難しいらしい。アブラコの写真撮っとけばよかった。
ロッド:ABU Polaris 6.6ft
リール:ABU Pro Max 3600 Glos.